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印刷について

クリアケースの印刷について

クリアケースの印刷にはシルク印刷、オフセット印刷、グラビア印刷、ホットスタンプなど基本的には、紙器に使用する印刷の全てが行えます。
ジェーピーインクでは豊富な経験を活かし、最適な印刷方法をご提案します。

シルクスクリーン印刷

UVシルク画像
福井工場 UVシルク印刷機
UVシルクのインキについて
UVシルクインキ(紫外線硬化型シルクスクリーン用インキ)は、溶剤系の蒸発乾燥型インキと異なり、紫外線を照射する事により硬化し、材料に密着するタイプのインキです。
《特徴》
  • 細字の表現に優れている
  • 色、金色などのインキ中に金属粉や樹脂粉を混ぜるタイプのインキが苦手
溶剤シルクインキについて
溶剤系のシルク印刷インキは、インキ中の溶剤分を揮発させることによって、乾燥するインキです。
《特徴》
  • UVシルクで苦手とする、金色、銀色、パール色等が得意
  • 印刷直後は溶剤臭が残る事がある
  • 溶剤が揮発した分だけ、インキの濃度上がり、次第に色目が濃くなっていく傾向がある

UVオフセット印刷

紙箱で一般的な印刷と同じ、UVオフセット印刷機です。親油性のインキと水が反発する性質を利用して、インキがのる部分とのらない部分を作って印刷します。インキの付いた版で直接紙に印刷するのではなく、版からブランケットと呼ばれるゴム素材のローラーに転写して、それを転写することからオフセットと呼ばれるそうです。
UVオフセット印刷は、紫外線を照射することで、インキを強制的に硬化させて印刷します。

UVオフセット印刷 版

オフセットの版です。洗浄前に機械から出してもらってインクが乗っているところを見せてもらいました。

《特徴》
  • 写真印刷や、アミの掛け合わせ等の印刷に優れている
  • シルク印刷やグラビア印刷に比べて数段良い印刷見当精度
  • 一度に4~5色を印刷出来る為に、印刷見当が合わせ易く、納期が短縮出来る。

グラビア印刷

クリアケースのグラビア印刷は一般的なロール材料を使用した方法ではなく、シート(枚葉)を使用した印刷になります。
《特徴》
  • オフセット印刷に比べてインキの塗膜厚い為(インキがより厚く盛られる為)発色が良く、色の表現に優れている。
  • オフセット印刷に比べ、印刷時のロス枚数が少ない。
  • シルク印刷に比べ、印刷速度が早い為に印刷単価が安くなり、パッケージコストが低く抑えられる。
  • 金色、銀色、パール印刷に非常に適している。
  • 1色ずつ重ね刷りして行きますので、比較的納期が必要。
  • グラビアの版代はオフセット印刷に比べて高価であるために、リピート発注の少ない場合、1回当たりのロットが少ない場合には版代が償却しにくい。
  • 溶剤系のインキを使用する。

ホットスタンプ

ホットスタンプは、紙器同様に様々な色目を選択出来ますが、
PP・PETの素材によっては箔の接着剤との相性によりお選び頂けない色もございます。
樹脂素材は紙に比べて箔の密着が悪く、ピンホールやカケが出やすい傾向にあります。
近年では表面デザインの表現方法の一つとしてエンボス加工も可能となっています。
栗阿部長のココがポイント!
栗亜圭祐画像
クリアケースのほとんどの場合はホットスタンプを除いて裏面に印刷しますぞ!
これは主にケース同士が擦れ合った際に、印刷を剥がしてしまうことを防いだり、ケース表面の樹脂の光沢がそのまま残されるため、ケースがより美しく見える為なんじゃ。

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